治療しても戻る、背中の痛み。その繰り返す原因は、骨格のズレ。

背中の痛みで、病院にも、整体にも、治療院にも通った。
そのときは楽になる。でも、しばらくするとまた戻ってくる。

「またか…」そう思いながら、次の予約を取る。
この繰り返しに、心当たりはありませんか?

痛みが出るたびにケアを受けて、そのときはホッとする。
けれど、根っこの部分が変わっていない。だから、また同じ場所が痛みはじめる。

以前の私も、そんな日々を繰り返す一人でした。
そこでたどり着いたのがこの考え方です。

なぜ、これほど繰り返してしまうのか?

背中の痛みを繰り返す方の多くは、骨格バランスにズレがあります。

痛みが出ている「背中」だけが原因ではなく、カラダ全体の骨格の連携が崩れていること。
そこにも目を向けないかぎり、痛み何度も戻ってきてしまうのです。

では、具体的にどこを見ればいいのか?

痛みの原因は細かく見ると人それぞれではありますが、繰り返す背中の痛みを抱える方に、よくある特徴を本日は3つに絞りお伝えしていきます。

《もくじ》
1.背中の痛みの原因その①
2.背中の痛みの原因その②
3.いちばん大切なのは肋骨の柔らかさ
4.骨格が変われば、カラダは自然にほぐれます。
5.自分のカラダを、自分で整えられるようになる。

背中の痛みの原因その①

まず一つ目は胸椎が硬いこと。

背骨の中でも胸のうしろ側にあたる部分で、ここが動かなくなると、背中は本来のしなやかさを失っていきます。
じつは、姿勢を良くしようとして「肩甲骨を寄せる」「胸を張る」「背筋を伸ばす」——こうした意識をしすぎてしまうことに原因がある場合も、少なくありません。良かれと思ってがんばっているのに、かえって背中をかためてしまっていることがあるのです。

背中の痛みの原因その②

もう1つは、肩甲骨が動かないこと。

肩甲骨は本来、背中の上をなめらかに滑るように動くもの。その動きが止まると、まわりの筋肉が代わりに働きすぎて、負担が一点に集まっていきます。

いちばん大切なのは肋骨の柔らかさ

胸椎も、肩甲骨も、その土台となる肋骨がかたく閉じたままでは、十分に動くことができません。
逆に、肋骨がやわらかく動けるカラダは、胸椎も肩甲骨も自然と連動しはじめます。
肋骨がやわらかいかどうか。その指標になるのが、呼吸です。

— 呼吸で見る、肋骨のやわらかさ —

息を吸ったときに、前も、横も、背中側も、まんべんなくふくらむ。
吐いたときに、すーっと小さくなる。
この動きが胸郭全体で自然に起きているかどうか?
が、一つの目安になります。

ここで、少し立ち止まって考えてみたいことがあります。

背中の痛みが出ると、私たちはつい「かたくなった筋肉をゆるめること」に目を向けます。
もちろん、それも大切な一歩です。
でも、その筋肉は、なぜかたくなったのでしょうか?

筋肉は、いわば結果です。
その硬さを生んでいるのは、その奥にある骨格の配置——胸椎や肩甲骨、肋骨が、どんな位置でどう動いているか。
ここが崩れたままだと、筋肉はゆるめても、また同じように、硬くなっていきます。

骨格が変われば、カラダは自然にほぐれます。

だから、筋肉そのものよりも、
その土台にある骨格に目を向けること。

遠回りに見えて、実はこれが、痛みを繰り返す状態から根本的に変わっていくための道だと——そう実感しています。
ここで大切なのは、誰かに「してもらう」だけでは、この状態にはたどり着きにくいということ。

一時的にゆるんでも、日常の動き方が同じままなら、カラダはまた元のクセに戻っていきます。
だからこそ、鍵になるのは——自分自身でカラダを動かすこと。
ワークを通じて、肋骨・胸椎・肩甲骨が連携して動く感覚を取り戻し、その動きを、立つ・座る・歩くといった日常動作にまでつなげていく。

長いスパンで考えると、筋肉をゆるめてもらうだけでは、カラダはまた元へ戻っていきます。
ゆるめた「その時」は快適でも、動き方が変わらなければ、同じズレがくり返し積み重なっていくからです。

でも、自分でカラダを動かす習慣が身についていれば、話は変わってきます。

その日その日を、自分のカラダを整えながら過ごしていける。
10年後、20年後も、痛みに追いかけられるのではなく、自由なカラダで自分の理想をカタチに出来る。

自分でカラダを動かす習慣は、その場の痛みを手放すためだけのものではありません。
この先の人生を、自分のカラダで快適に生きていくために——欠かせない土台になっていくと、私は考えています。

自分のカラダを、自分で整えられるようになる。

そうやって土台が変わっていくと、痛みを繰り返していた状態から、少しずつ抜け出していけるはずです。

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